JHPS 受動形個人線量計専門研究会アンケート

 

日本保健物理学会「受動形個人線量計の空港保安検査時の線量調査に関する検討委員会 専門研究会」 

 昨今、空港の保安検査装置の高度化(CT型装置の導入)により、受動形個人線量計を手荷物または預け荷物に入れて保安検査を通過すると個人線量の記録レベルに対して無視できない線量が照射され、放射線業務従事時の本人の被ばくと関係ない線量が報告される事例が多数発生しています。その結果、個人の被ばく管理目的に個人線量計で測定した値ではなく、推定による線量を登録せざるを得ないケースが増加しており、保安検査時の線量がそのまま本人の被ばくとして集計されている可能性も否めません。このことは、被ばく統計データにおいて被ばくの実態が正しく表されないことにつながります。個人線量測定機関協議会各社※は、ISO/IEC 17025に基づく放射線個人線量測定分野の認定に基づいた放射線個人線量測定サービスを提供していますが、ユーザーの個人線量計の運用方法によっては、測定の信頼性が損なわれることを危惧しています。
 この状況を打開すべく、日本保健物理学会放射線防護標準化委員会では、個人線量計持ち出し時の運用方法に関するガイドラインの策定を計画しています。当専門研究会は、放射線防護標準化委員会が作成するガイドラインの技術的根拠になりうるものを提供すべく設置され、活動しています。当専門研究会の活動状況は、http://www.jhps.or.jp/cgi-bin/info/page.cgi?id=113をご参照ください。
この活動の一環として、受動形個人線量計の空港保安検査時の運用について、現状を把握することを目的として、アンケートを実施することといたしました。

※産業テック株式会社、株式会社千代田テクノル、長瀬ランダウア株式会社、ポニー工業株式会社の4社に加えて、公益財団法人放射線計測協会が協力機関として参加しています。http://www.kosenkyo.jpをご参照ください。

 

<ご回答の際の留意点>

このアンケートで想定している個人線量計は、個人線量測定機関協議会各社がサービスしている、TLDバッジ、ガラスバッジ、ルミネスバッジ、の「受動形個人線量計」です。
・アンケートはGoogle form形式です。
・このアンケートは、回答途中での保存ができません。
・集約前の回答は当専門研究会員及び主査が許可したオブザーバのみが確認します。公開資料には統計処理した結果のみが掲載され、個別の法人及び個人の情報は公開されません。
・アンケートフォームの最後に自由意見欄を設けています。このアンケートや当専門研究会の取組等について、ご意見を賜れれば幸いです。

 

 

アンケートに関する問い合わせ先 :専門研究会アンケート事務担当者 maki-d@c-technol.co.jp

 

<回答フォーム>

こちらのgoogle formからご回答ください。