JHPS 測定信頼性専門研究会アンケート

 

日本保健物理学会「RI施設における放射線管理を目的とした測定の信頼性確保に関する専門研究会」 

2020年9月11日にRI法施行規則が改正されました。改正の中身で特筆すべき点は、2023年10月1日施行の第20条であり、①管理区域に立ち入る放射線業務従事者の外部被ばく線量は「測定の信頼性を確保するための措置を講じること。」とし、ISO/IEC17025認定を受けた機関による測定が要求されるようになること、②放射線の量、汚染の状況の測定等は「測定に用いる放射線測定器については点検及び校正を1年ごとに適切に組み合わせて行うこと」とし、測定の信頼性の確保を求めているところにあります。
 そこで、放射線管理現場が滞りなく法令改正に対処できるような対応策を策定するために、今年度から日本保健物理学会「RI施設における放射線管理を目的とした測定の信頼性確保に関する専門研究会」の活動を開始しました。本専門研究会の活動は、http://www.jhps.or.jp/cgi-bin/info/page.cgi?id=83をご参照下さい。
この活動の一環として、国内のRI事業者が現在使用している放射線測定器の種類や数量、それらの校正・点検方法等について、現在の状況を把握することを目的として、アンケートを実施することといたしました。

 

<ご回答の際の留意点>

・「RI等規制法対象施設(他の法令による管理と兼用の場合を含む)」の「管理」に用いている放射線測定器を対象とします。RI等規制法の対象となっていない施設の管理を目的とした放射線測定器や、研究開発等にのみ用いている放射線測定器は対象としません。
・放射性同位元素等使用許可(承認)証に記載された「工場又は事業所」ごとに回答をお願いします。
・アンケートはGoogle form形式です。
所持されていない機器については、回答不要です。
・このアンケートは、各モニタの種類毎に回答して送信して下さい。回答途中での保存はできませんが、送信いただいた回答を最終的にメールアドレスで名寄せします。このため、「同一のメールアドレス」を入力していただくようお願いいたします。一度回答した内容を修正する場合は、再度送信していただければ回答を上書きします。
・設問の内容を貴事業所で実施していない場合は、回答をスキップしてください。
・「不明」という回答は、設問の内容を行っているが、詳細が分からないため回答できない場合に選択して下さい。
・質問において点検※1と校正※2は区別せずに「点検・校正」と記載しています。
・集約前の回答は本専門研究会員及び主査が許可したオブザーバのみが確認します。公開資料には統計処理した結果のみが掲載され、個別の事業所の情報は公開されません。
「事業所の情報」フォームの最後、各測定器アンケートフォームの最後に、自由意見欄を設けています。前者では例えば「今度の法改正で負担が増えるので、事業所を廃止する」というような今後の貴事業所の方針についてご意見を入力していただければと考えております。後者では点検・校正方法に関して、貴事業所の取り組みで工夫されている点などを入力いただければ幸いです。

 

※1 「校正」を除く放射線測定器が有する機能及び期待される性能が維持されていることを確認する行為で、例えば外観点検、自動の電池チェックなど。
※2 基準量と放射線測定器の読み取り値を直接比較することで、読み取り値の正確さを決める行為。例えば、何らかの方法でHp(10) 1mSvであると値付けられたガンマ線量(基準量)を電子線量計に照射し、校正定数を求める(読み取り値の正確さを決める)ことが1つの例である。

 

アンケートに関する問い合わせ先 :専門研究会アンケート事務担当者 toiawase_shinrai@rri.kyoto-u.ac.jp

 

<FAQ(順次追加予定)>

・H*(10)あるいはHp(10)は、1センチメートル線量当量のことを意味します。

・Hp(3)は、3ミリメートル線量当量のことを意味します。

・Hp(0.07)あるいはH’(0.07)は、70マイクロメートル線量当量のことを意味します。

 

<回答フォーム>

(2022/10/3 終了しました。)